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S&Cビルマネジメント株式会社様 導入事例




S&Cビルマネジメント株式会社 ロゴ

6名での清掃作業を3名で運用可能に
清掃作業の効率化を実現し取引先との信頼も獲得

S&Cビルマネジメント株式会社様 

業種
清掃業
シーン
オフィスビル(清掃先)
導入商品
Whiz ソフトバンクロボティクス
用途
床掃除
Whiz

取材にご対応いただいた方: 課長 南澤氏 / 栗原氏


課題

  • 清掃業界は人材不足で、人材募集をかけても人が集まらない状態に陥っていた
  • これまでにテスト導入した掃除ロボットは自動化とは程遠かったため、使われず倉庫に眠っていた
  • 市場に出ている家庭用のロボット掃除機や業務用の床洗浄機では約1000㎡のオフィスビルには適していなかった

効果

  • 2フロアの清掃を6名で行っていた作業が3名で回せるように。作業コストを2分の1に削減することに成功
  • 事故やトラブルもなく安全な運用ができているため、取引先のテナントやオーナーに安心と信頼を提供できている
  • “おそうじレンタル”サービスでは、消耗品などが定期配送されるため、在庫切れの不安もなく、発注連絡などの事務の手間もかからない

S&Cビルマネジメント株式会社 会社概要

従来の清掃にこだわらず新時代の清掃に取り組む


複数の清掃用具と清掃ロボット WhizS&Cビルマネジメント社内にて Whizや清掃関連機器と 栗原氏 


「当社は、【顧客ファースト】【創意工夫】という考えの下、清掃サービス業務を主に事業を展開しています。近年では従来から行っている人の手による高品質で確実な作業に加え、少子高齢化や人手不足に対応するためのロボット導入や積極的な外国人採用、渦中のCOVID-19に対応するための清掃による感染症対策に取り組んでいます。
清掃に特化した業務ノウハウの蓄積により、“従来の清掃にこだわらない新時代の清掃“をご提案しております。」(南澤氏)

導入の経緯

開発当初のロボットを知っていたからこそ実感した、現在の業務用掃除ロボットの進化

S&Cビルマネジメント インタビューの様子南澤氏 インタビューの様子

初期の掃除ロボットが登場した当時を知っている南澤氏は、ソフトバンクロボティクス社の清掃ロボット Whizを見て、その違いに驚いたそうだ。

「2010年頃、初期の業務用掃除ロボットは、専門のエンジニアが一からプログラミングする仕組みのものが主流でした。この頃の掃除ロボットは、少しでも何かが変われば、すべてやり直し。
 例えば、カーペットの素材の違いであれば、横に1mmでもずれると、立ち行かなくなります。ロボットが動きながらマップを自動で修正するような機能は無いので、カーペットの1mmのずれが、10m先に行くと1cmに変わってしまうのです。
 また、部屋が実際に真四角かどうかは建築・建設の担当者でも分からないものですが、壁がまっすぐでなかった場合も、扱えなくなってしまっていました。壁の傾斜だけでなく、タイヤが滑っても、うまく動作しません。当時は大手メーカーから350万円程度で購入できましたが、結局1~2カ月待たずして倉庫に眠っていたので、"ロボットなんてなあ"とWhizを見るまでは思っていました。
 しかしながら、Whizは、簡単に操作できて、マップも修正しながら動くので、これはすごい!と思いましたね。」(南澤氏)

かつての掃除ロボットとは異なり、2019年以降に登場したWhizには、自動で壁などを検知する機能はもちろん、障害物を検知するセンサーも標準搭載だ。
大容量バッテリーにより清掃範囲も拡大しており、面倒なプログラミングも必要なし。誰でも操作できるようになったことで、南澤氏は掃除ロボットを清掃現場へ活用する可能性を感じたという。

人手不足が進む清掃業界。新しい清掃方法として掃除ロボットの検討へ

S&Cビルマネジメント 南澤氏 インタビューの様子南澤氏 インタビューの様子

清掃業界では数年前から清掃員の高齢化、人手不足が課題となっている。

「2013年頃の東京の最低賃金888円/時に対し、1,000円/時で募集しても応募者が集まりませんでした。そもそも、時給・単価が安すぎる問題があります。都心は時給が高くないと生活も苦しくなる中で、清掃員の相場は朝6時から3時間働いても3,000円。オフィスビルの清掃は朝の3時間が多く、1日3,000円程度になることが大半です。もちろん、時給1,000円・交通費1万円支給で募集をかけても安すぎて人が集まりません。
ハローワークは失業保険をもらいにいくところになってしまっていてハローワークで求人を調べる人は少ないですし、有料媒体で募集をかけても人が来ないという悪循環に陥っています。そうした状況もあり、最近では外国人採用が活発化し、改善傾向にはありますが、根本解決には至っていないと言えるのが現状です。」(南澤氏)

約500㎡Whiz(ソフトバンクロボティクス)は、1時間に500㎡・最大1500㎡までの清掃が可能。

こうした事情から、掃除ロボットを清掃現場に活用しようとし始める動きも出ている。
南澤氏も、新しい清掃方法として、掃除ロボットの導入検討を始めた際は、他社の掃除ロボットも比較されたという。

「広い面積のオフィスビルを清掃できるロボットは限られていました。一般に認知度の高い家庭用の掃除ロボットだと、1000㎡の広さには対応できません。一方で、展示会で見た、業務用の床洗浄機だと大きすぎて、廊下の幅が3mも無いようなオフィスビルに適しているとは言えませんでした。
その点、Whizは、稼働できる面積や清掃可能な時間が、清掃先のオフィスビルに合っていました。」
(南澤氏)

当社からの提案

初回ティーチングの様子初回ティーチングの様子

掃除ロボット選定結果は、ソフトバンクロボティクス社の清掃ロボット Whizに決定。その後、清掃先のオフィスビルで、テスト導入を実施した。

「2019年8月当時のお盆の間中、ルートだけでも3回以上作り替えるなど試行錯誤しました。現在はOSがアップデートされ改善されていますが、当時のWhizでは、赤外線センサーが搭載されているが故に、光に過剰に反応してしまうという弱みがありました。つまり、時間帯によっては窓から差し込む日光を障害物として反応してしまい、本来清掃したい場所が清掃できない問題が起きたため、光の影響を受けにくいルートを複数回ティーチングしていたのです。
 しかし、リ・プロダクツさんから“時間帯を変えてみてはどうか”とご提案をいただいたことで突破口が見えました。
 時間帯を変えて、早朝に、窓が多く光の差し込みやすい執務エリアを清掃し、共用部のフロアは後に回す形にしたところ、問題なく清掃できるようになるのを確認できました。
 欠点があっても運用でカバーできる範囲でしたので、ロボットのトラブルが起こった場合にも、自分たちで対処できる、と実感できたことは、導入の決め手の一つとなりました。
 また、Whizの初期設定で必要となるティーチングも、慣れれば問題ないと判断できました。
 リ・プロダクツさんには、テスト導入でそうした欠点を洗い出しながら、同じ清掃業として一緒に解決策を提案頂けたことには大変感謝しております。」(南澤氏)

導入後のご利用状況

Whiz が販売開始された2019年8月から利用を開始され、2年以上経過しようとしている。(※...インタビューを実施した2021年7月現在。)
現在、Whizは、S&Cビルマネジメントの清掃先である2つのビルで運用中だ。


Whiz ロビーでの清掃ロビーでのWhiz清掃の様子

❶ Aビル 地上34階、地下4建て 執務室・共用部1フロアあたり約1,000㎡の清掃に活用

導入しているWhizは2台。
オフィス利用のフロア数は21フロア。その内Whizで清掃しているのは5フロアの、執務室と共用部。

<清掃の流れ>

  1. 朝6時~7時半 執務室エリアの清掃
    21階と20階にそれぞれ1台を、清掃スタッフが設置し同時にスタート。清掃員は床以外の机を拭くなどの清掃を実施している間、Whizが床を自動で清掃。
    21階でスタートしたWhizは17階まで、20階でスタートしたWhizは16階まで動かしている。
    ワンフロアずつ順にエレベーターで移動させることで、複数階の床清掃を効率化。
  2. 9時~10時 2階の共用部(ロビー・エントランス)の清掃
    700㎡程度の広さを、Whiz1台で床清掃を実施。

❷ Bビル 14階建て 共用部(廊下) 1フロアあたり約300㎡の清掃

導入しているWhizは1台。
共用部5フロアの床清掃は、Whiz導入で1日25分に。

社員の出勤時間が早いフロアから順番に行い、フロア間の移動は清掃スタッフが手動でWhizをエレベーターに乗せて移動させている。

導入後の効果

2フロアの清掃を、2分の1のコストへ削減することに成功

Whiz ビル内での走行

清掃には、清掃先施設(テナント)内の各オフィスに勤務する社員がいない間・仕事に支障の起きない時間である早朝や夜間の限られた時間帯に終えねばならないという時間制限があるが、清掃ロボット Whizを導入したことで作業コストの削減・効率化を実現された。
「2フロアを6名(掃除機4名・その他2名)で行っていた作業が、2フロアを3名(掃除機2名・その他1名)で行えるようになり、余剰となった3名は他のフロアや他の作業へ回すことができました。」(南澤氏)

手間がかからずトラブルが起きない点についても満足されているようだ。
「導入後、2年が経過しましたが、事故やトラブルもなく、安全な運用ができていますので、テナント様とオーナー様には安心と信頼を与えられていると思います。テナントの社員様からも好評で、Whizに名前を付けて楽しんでいただいているようです。
おそうじレンタルのサービス内容としては、消耗品などが定期配送されるため、在庫切れの不安もなく、発注連絡などの事務の手間も増えず運用ができております。」(南澤氏)

今後の展望

Whiz 操作の様子 栗原氏

「従来の清掃サービスでは、コストを下げる・下げないという話に執着してしまいがちです。しかしながら、掃除ロボットによって“新時代の清掃“に変化させる運用ができれば、本ケースと同様にオーナー様やテナント様へ安心と安全を提供できると思います。
今後、ロボットで清掃する事を前提とする未来型オフィスや商業施設は確実に増えていくと予想されます。
当社としては、新時代の清掃ノウハウをさらに蓄積し、お客様には少ない人数(低コスト)でスマート・効率的、かつ安心安全な清掃業務を実現していきたいと思います。
おそうじレンタルには、さらなる掃除ロボットラインナップの充実、新商品のご提案など、“従来の清掃にこだわらない新時代の清掃”の躍進に期待しています。」(南澤氏)